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毎日、そばにある♪♯


by metergirl
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10月18日 18時半 1stステージを見ました。at ビルボードライブ大阪

とても甘美なひとときでした。

夕方6時半という早すぎるスタートのせいもあってか空席が目立つ入り具合。

でもきっとわたしたちみたいにすっごく楽しみに気合入れて見に来た人ばっかりだった(と思う)。

ミーandトゥーサン

今ごろになって~アラン・トゥーサン~_b0012375_20443722.jpg


あつかましくも腕を組んでいるわたし。この黒いシャツはふかふかだったわ。
トゥーサンのステージ衣装は何があってもスーツ、そしてサンダル。
サンダルは昔のバスの運転手さんが履くようなアレ。
バックベルトがついた皮のでつま先が覆われているやつね。
この日はこういうサンダルに白っぽい靴下(!)を履いていた。
同行の友人が言うにはこのサンダルなら(ピアノの)ペダルを踏みやすいからなのかも?って。
そうかもしれない。
おっと何を履いていたかなんてどうでもいい。

いっぱいいっぱいヒットメドレーを堪能。
特に
‘更年期うつ’の気分さえもアップさせてくれた(薬物より効果アリな)のは、
ティピティーナ、ブリックヤードブルース、サザンナイト、ウィズユーインマイマインド・・・それからほかにもいろいろ。イエス・ウィ・キャンも。あーナイトピープルもシュラーシュラーも。(なんで全部カタカナにしてしまったのかしらん)
(歌イマイチやな、と思ったのは(!)All these things)

コステロ・トゥーサンでやったOn your way downやFreedom for the stallionなんかはやらなかったな。Who's gonna help Brother も。
ちょっと‘シリアスもん’になってしまうから?そうでもないよな。あっ、(コステロが垢つけたからやわ??)

甘くて柔らかい響きのピアノから力強いピアノまで、あの大きな手から軽やかに生み出される。ほんと軽やかよー。後のサイン会で女性ファンと手のひらを合わせて大きさを比べてたけど、すごく大きかったです。

コーラス隊はいなかったけど、その分、サックスもよーく絡んでていい感じ。
サックス、ベース、ドラムだけでギターなしってのもよろしい。

今ごろになって~アラン・トゥーサン~_b0012375_21405866.jpg


並んでサインをしてもらっているとき、
わたしの前の男性がこんなLPを持ってきてサインしてもらっていたぞ。↑
「兄ちゃん、何なん、そのレコード?」とたずねるほどの「オバチャン度」は高くなく、何だろう、と黙って見ていたけど、しばらくしてこの本を見てわかりました。

今ごろになって~アラン・トゥーサン~_b0012375_1943287.jpg

74年にプロデュースとアレンジをしたブロウニング・ブライアントという白人若者の作品。

あら、便利。こんなふうに調べものもできる本なのです。
こんな昔の、裏方やってたモノを持ってきてくれるコアなファンが極東の地にいるなんてきっとうれしく思ったことでしょう。

サインをもらおう!という気がなかったこの日は何もアルバムを持って来ず、ぬかっていた。
その代わりにタワレコ先行発売最終日のこの日に手に入れたばかりのこのニューオーリンズミュージックガイド本のトゥーサンのページにサインしてもらった。
右にト音記号が書いてあって整ったきれいな署名でしょ。
トゥーサンそのまんま。

今ごろになって~アラン・トゥーサン~_b0012375_21444649.jpg


トゥーサンってピアノもスーツ姿もお行儀も紳士的。
人間性もきっとそうなんだろう。

ドキュメンタリーでしゃべっている映像はいつもグランドピアノの前でスーツ着て、きちんと座ってしゃべっている。字幕も「私は・・・だったのです。」みたいに丁寧なしゃべり方に訳してある。
ゴロつきっぽいミュージシャンがしゃべった言葉の字幕は
「俺は・・・・さ!マジでやばいぜ。」みたいに訳してあるのと大違い。

ということで、ニューオーリンズのピアノレジェンド紳士がすばらしいひとときをプレゼントしてくれました。

〈つけたし〉
終演は8時過ぎ。2ndステージ見る人たちが近くの居酒屋で飲み食いし始めていたところに合流。
2ndステージは9時半からだっていうのにその5分前までがぁーがぁー飲んでたご一行様。このえー加減♪な人たちとの再会も大いに楽しかった夜でした。
# by metergirl | 2007-10-23 23:56 | ニューオーリンズ音楽
夕方、コレを聞いて「いずこも同じ秋の夕暮れ」と思うきょうこのごろです。

ハービー・ハンコックもチック・コリアもどっちがどっちやってなくらいしか知りませんが。

今回のはジョニ・ミッチェルへのトリビュート。



ピアノはすごくきれいな音だし、コードもメロディーもきれいですっごく雰囲気がある。

全体に絵画的。

ジョニ・ミッチェルのオリジナルを知らなくって聞いています。

インストばっかりじゃないっていうのも退屈しないでよろしい。

ティナ・ターナーやらノラ・ジョーンズやらジョニ・ミッチェル本人やらが歌っています。
# by metergirl | 2007-10-10 22:52 | その他

デレクくん、芸能ネタ

ひきつづき、デレク・トラックス(しつこいな)。

(芸能)ウラネタではないのが残念ですが。

デレク・トラックスとスーザン・テデスキ夫妻の間にはお子さんがふたり。
5歳と2歳で、連れて行けるときはツアーにも同行させているそう。



写真はSoul Stew Revival Tourでのおふたり。
このときもその‘5歳と2歳’はついてきていたそう。



去年のクラプトンのツアーのときも来ていたらしい。

「9月からは上の子の学校がスタートするので、ウィークデイは家にいないとアカン、週末だけ演奏して5日間はオフで、っていうのも大変かな」とテデスキさん。

この‘5歳と2歳’くんも、そのうちミュージシャンかな。

SOURCEはこちら。
# by metergirl | 2007-08-30 21:25

SONGLINESのSONGたち

前回に続き、デレク・トラックス・バンドのアルバム、SONGLINES。


1. 印象的なリフ+前衛ジャズ Volunteered Slavery

2. ハモンド・オルガンがひっぱります。  I'll Find My Way

3. トラディッショナルスライドブルーズ・マイクの声高い。 Crow Jane

4. 700年も前のパキスタンの音楽 Sahib Teri Bandi/Maki Madni

5. Bayouなんたら~という歌詞とミーターズみたいなリフと掛け声+ドブロギターが深南テイストの根っこを思わせるChevrolet

6. ジャマイカンレゲエ Toots HibbertのSailing On
タイトルどおり前向きで「なんかが始まる感」に満ちている。

7. Revolution

8. I'd Rather Be Blind, Crippled And Crazy
邦題は「めくらでびっこできちがいになった方がマシや」です。(うそ!)

9. All I Do

10. Mahjoun

11. I Wish I Knew (How It Would Feel To Be Free)
バラカンさんがいろいろなヴァージョンを聞かせてくれた。のっけからテンション上がる曲だけど、曲が進むにつれてぐいぐいひっぱってくれる。

13. 風景が浮かびスピリチュアル感漂う This Sky

みんな11月に来たときにやってほしいものばかりです。
# by metergirl | 2007-08-28 22:56

SONGLINES~歌の道~

みんな大好き、デレク・トラックス・バンドのこのアルバム。



SONGLINESはオーストラリアの先住民・アボリジニの先祖の足跡をたどるルートマップのこと。
Bruce Chatwin という人がそのSONGLINESの本を書いていて、デレクもそれにインスパイアされてこのタイトルをつけたのだそう。

アボリジニのソングラインっていうのは「神話」であり、「地図」であるらしい。

「歌の地図」なんていうと京都の通りの歌(♪姉、三、六角、蛸、錦~)とかそういうのん?っていうくらいしか思い浮かばず、広大なオーストラリア大陸を放浪移住していたアボリジニの神話なんたらっていうのとは程遠く。。。ちまちました現実的な感性でとらえてしまうのがわれながら残念だわ。

ココを読んでもよくわからずじまい。

けど、このアルバムを聞いていると、多様なルーツを持つデレクたちがプレイしている音楽と人類の祖先ともいえる人たちが旅してきたルートマップであるSONGLINESとを重ね合わせているって思えるのです。
# by metergirl | 2007-08-27 22:22